Googleマップの悪い口コミ対策やGoogleビジネスプロフィール(以後GBP)の集客効果などを徹底解説!
近年では、多くの人々がGoogleマップの口コミを確認し、店舗に訪れています。
一方、Googleマップの悪い口コミや低評価に悩まされているオーナーも少なくありません。加えて、悪質なクレームや誹謗中傷に頭を抱えるケースもあります。
今回は、Googleマップの悪い口コミの対策方法や、さらには、の集客効果などについても解説します。
Googleマップの口コミとは、GBPユーザーからの評価
Googleマップの口コミとは、Googleマップに示されるGBP(Googleビジネスプロフィール)ユーザーが投稿した評価のことです。
Googleマップの口コミは、5段階評価とコメント、加えて写真も投稿可能です。実際に店舗に訪れた際の感想や評価、サービスの品質等をその他のユーザーと共有できます。
また、各口コミには「グッドボタン」が設定されています。良質もしくは参考になる口コミには、その他のユーザーがグッドを押すことで、口コミの信頼性を高めることが目的です。
Googleの悪い口コミ、実は集客効果も期待できる
Googleマップの口コミは、悪い口コミがないと評価されにくい場合があります。なぜなら、悪い口コミは以下のメリットも有しているからです。
- リアルなビジネスイメージ
- フィードバックとしての価値
- 差別化のチャンス
すべての口コミが好意的であることは稀で、少数の悪い口コミがあることは、サービスや商品の質がリアルで信頼できるという印象を与えることがあります。消費者は完璧よりもリアリティを求める傾向があり、ある程度の悪い口コミは返って信頼性を高めることがあります。
また、悪い口コミは貴重なフィードバックを提供し、店舗運営者がサービスや商品を改善することも可能です。
さらに、競合他社が悪い口コミに対して消極的な対応をしている場合、積極的かつ建設的に対応することで、店舗の差別化もはかれます。
Googleマップの悪い口コミ対策方法3つ
ですが、集客効果を高められるのは悪い口コミが少数(平均点4点以上など)の場合、ですが悲しいことにGoogleマップの口コミは悪いものが入りやすいのも事実です。しかし、悪い口コミが入らないようにする対策も簡単にで来てしまうこともご存じでしょうか?
以下に悪い口コミの対策方法を3つ、解説します。
①良い口コミの収集
良い口コミの収集は、最も堅実的な手段と言えるでしょう。サービスや商品の質を改善することなどはもちろんですが、口コミを促進する施策を打つことも重要です。
- 店頭にRQコードを設置する
- 口コミを直接お願いする
- 専用ツールを使用して既存顧客にSMS送信で依頼する
※インセンティブ(口コミで値引きやクーポンなど)はGoogleに発見され次第BANなど厳しい阻止措置の可能性が高いため、お勧めできません。
以下に、良い口コミを集めることのメリット・デメリットを解説します。
メリット
- 口コミ数の増加
- 顧客満足度の向上
- 競争力の向上
好意的な口コミが増えることは、悪い口コミの影響が相対的に薄れることに繋がります。また、実際にサービスや商品を改善することで、顧客体験が向上し、好意的な口コミが増える可能性があります。さらに、継続的な改善は店舗運営の競争力を高めます。
デメリット
- 依頼の工数が発生する
- インセンティブがやはり強力
QRを設置しただけでは、口コミは書いていただけないことが多く、依頼が必要なため依頼の工数がオペレーションの中にかかってきます。また、依頼をしてもインセンティブがない場合に比べ、有る方が直接的な数は伸びやすい傾向にあります。
ですがインセンティブはGoogleビジネスプロフィール自体を使えなくなる可能性があるため、避けた方が良いです。そのため、専用ツールなどでより多く声を集めることが必要です。
②口コミへの返信
悪い口コミへの返信は、最も簡単で堅実的な手段の一つでしょう。
Googleの口コミへ返信する方法を簡単に説明します。口コミへ返信するには、まず「オーナー確認」が必要です。GBP上の店舗情報は、店舗運営者が把握しないうちに更新されていることも珍しくありません。このような理由から、店舗に無関係の第三者が店舗運営者になりすますことを防ぐために「オーナー確認」の作業が必須です。オーナー確認を終えたら、口コミへの返信ができるようになります。
以下に、口コミへの返信についてのメリット。デメリットをご紹介します。
メリット
- 信頼性の向上
- 問題解決の機会
返信することで、顧客の懸念に真摯に対応しているという印象を与えます。また、特定の問題を解決し、将来的な顧客の不満を防ぐ機会も得られます。
デメリット
- 時間とリソース
効果的な対応には時間とリソースが必要であり、特に多数の悪いレビューがある場合は負担が大きい場合があります。
③悪い口コミの通報(削除要請)
悪質な口コミや誹謗中傷には、通報(削除要請)も検討しましょう。
Googleへの通報の方法を説明します。
- パソコンで Google にアクセスします。
- ビジネス プロフィールを見つけます。
- [Google のクチコミ] をクリックします。
- 報告するクチコミを見つけます。
- その他アイコン [クチコミを報告] をクリックします。報告する違反の種類を選択します
>>引用:Google のビジネス プロフィールからクチコミを削除する
以下に、悪い口コミの通報のメリット・デメリットを解説します。
メリット
- 不正確な情報の除去
明らかに悪質な口コミや虚偽の口コミ、または誹謗中傷を削除できます。悪質なコメントを削除することで、好意的な口コミに目がとまりやすくなります。
デメリット
- 結果が保証されない
すべての報告が受理されるわけではなく、経過に時間がかかる場合があります。また、Googleのポリシー規約に反していなければ、通報しても削除できない場合もあります。
Googleの口コミとGBPの集客効果の関係性
Google口コミとGBPは、ビジネスのオンラインでの可視性と信頼性を高め、結果として集客効果を向上させる上で重要な役割を果たします。
Google口コミとGBPは相互に補完し合い、店舗のオンラインでの見え方と集客効果を大きく左右します。信頼性の高い口コミと最適化されたGBPを持つ店舗は、より多くの顧客を惹きつけ、長期的な成功につながる可能性が高まります。したがって、店舗運営者は両方に注意を払い、積極的な管理と改善を意識しましょう。
以下にその関係性について詳しく解説します。
Googleの口コミの影響
Googleの口コミの影響は以下の3点が挙げられます。
- 信頼性の向上
- 検索ランキングの改善
- 消費者の意思決定への影響
消費者は購入前に口コミを読む傾向があり、多くの好意的な口コミは新規顧客の信頼を得られる可能性が高まります。口コミの質と量が多いビジネスは、潜在顧客にとってより信頼できると見なされます。
Googleは口コミの数と質を検索アルゴリズムに組み込んでおり、良い口コミは検索結果でのランキングを向上させる可能性があります。高いランキングはより多くのクリックとビジネスへの露出を意味します。
口コミは、潜在的な顧客がサービスや商品を試すかどうかを決定する際の重要な要因です。好意的な口コミは、購入意欲を高め、逆にネガティブな口コミは潜在的な顧客を遠ざける可能性があります。
GBPの影響
口コミによるGBPへの影響は以下の3点が挙げられます。
- ビジネス情報の提供
- ローカルSEOの強化
- 顧客とのエンゲージメント
GBPは、ビジネスの基本情報(住所、電話番号、営業時間など)を潜在的な顧客に提供します。正確で最新の情報は、顧客が店舗を訪れやすくするため、集客に直結します。
GBPは特にローカル検索において重要で、地域に基づいた検索結果で店舗を目立たせます。ローカル検索で上位に表示されることは、地元の顧客からの訪問を増やすことに直結します。
GBPを通じて、店舗運営者は写真、イベント、オファーなどの情報を共有でき、これが顧客の関心を引きつけます。また、顧客からの質問に回答することで、エンゲージメントを高め、信頼性を高められます。
口コミとGBPの相互作用
口コミとGBPの相互作用は、主に以下の2点が挙げられます。
- 相乗効果
- 顧客体験の改善の指標
GBPにおける良い口コミは、ビジネスの信頼性と検索ランキングを同時に向上させることができます。これは、潜在顧客が店舗を見つけやすくし、実際に訪れるかどうかの決定に影響を与えます。
口コミは、顧客がどのような体験をしたかの貴重なフィードバックを提供します。店舗運営者はこのフィードバックを活用してサービスを改善し、GBP上で最適なアピールもできます。
Googleの口コミの低評価、平均3点以下だと危険信号
Googleマップの口コミは消費者の来店行動に大きな影響を与えています。
多くの人がクチコミ内容を実際に体感しており、良い・悪いサービスともに口コミに繋がる可能性があります。悪い評価のクチコミがより信用され、クチコミの数が多いほど信憑性が高まります。
一方で、星3点以下の評価で6割の人が来店をやめるというデータもあり、クチコミが来店予定の変更に大きく寄与していることがわかります。接客対応の悪さが主な来店キャンセルの原因であり、クチコミの管理と良いクチコミの促進が店舗にとって重要です。
※https://ampmedia.jp/2019/06/04/review/
Googleの悪い口コミは適切に対策しよう!
以上のように、Googleマップの悪い口コミ対策やGBPの集客効果などについても解説しました。
悪い口コミは、時に信頼性を高める側面があるものの、口コミの評価が平均3点以下になると、消費者の7割以上が来店を辞める傾向にもあります。このような危険信号を素早く察知することも、時に重要です。
また、悪質な口コミや誹謗中傷などは、通報なども視野に入れ、適切に対応しましょう。
Googleの口コミとGBPは相互に補完し合い、店舗のオンラインでの見え方と集客効果を大きく左右します。したがって、店舗のオーナーは、積極的に商品やサービスの質の改善を継続して行うことも重要です。
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