Googleビジネスプロフィールには、ビジネスの詳細を登録できる「属性」というものがあります。
ユーザーがお店を探すにあたって、気になる項目を登録でき、お店を探した際にマイビジネスページの属性を見たり、露出させたいキーワードにアプローチすることができます。
- 属性って何?
- 属性に登録すると何がいいの?
ここでは、属性とはどういったものか、属性を登録することのメリットについて説明していきます。
この記事を読むことで、属性に登録することの重要性がわかるはずです。
ぜひ、参考にしてください。
属性とは?
属性は、お店の提供サービスや商品などの情報をユーザーに伝えることができる機能です。
Google検索とGoogleマップのビジネスプロフィールに表示され、ユーザーが一目で提供サービスを知ることができます。
モバイルでビジネスを見つけたときには、バッジとして目立つように表示されます。
下の青枠の中が属性で登録した項目です。
最近はサービスオプションの項目が一番上に、その他の詳細項目は情報から確認することができます。
登録できる属性一覧
種類 | 主な項目 |
お支払い | NFCモバイル決済、クレジットカード、小切手、現金のみ |
サービス | キッズメニュー、アルコール、グルテンフリーメニュー、コーシャ認定料理、ベジタリアンメニュー、ハラール食、飲み物だけの注文可 |
サービスオプション | イートイン、テイクアウト、宅配、店先受取、非接触デリバリー、テラス席、ドライブスルー |
特徴 | 暖炉、屋上、生演奏あり、LGBTフレンドリー、スポーツ、飲み放題 |
バリアフリー | 車椅子対応、車椅子対応のトイレ、車椅子対応の駐車場あり |
プラン | 予約可 |
客層 | 家族向き |
設備 | 無料Wi-Fi、トイレ、犬の同伴可、禁煙、子供向け |
食事 | ケータリング、ディナー、デザート、ランチ、座席があるお店 |
健康、安全 | スタッフの検温あり、スタッフはマスク着用、要マスク、要予約、要検温 |
特に登録すべき属性項目
お店の特性をユーザーとGoogleにアピールできるのが最大のメリットです。
属性をしっかりと登録しておくことで、特定の項目を重視するユーザーの来店意欲が高まります。
たとえば・・・
決済方法の種類
近年、キャッシュレス化が進んでいることから、現金をあまり持たないユーザーも増えてきました。
立ち寄ろうと思っているビジネスがキャッシュレス対応ということがわかると立ち寄りやすくなりますし、事前に現金のみというビジネスだとわかれば現金を用意して来店することができます。
支払方法が来店前にわからないビジネスだと、他のビジネスに流れていってしまう可能性もあります。
そういったことを防ぐためにも、属性での決済方法の登録はしておくといいでしょう。
無料Wi-Fiの有無
外出時に、
・動画やゲームをスムーズに楽しみたい
・仕事の合間に立ち寄るために、パソコンを使いたい
・勉強したい
というユーザーも多いと思います。
そんな時のお店を選ぶ基準は無料Wi-Fiが備え付けてあるかないかを見ています。
無料Wi-Fiを備え付けているのに属性にチェックを入れていないと、ユーザーは無料Wi-Fiが付いていないと判断し、来店しないという選択を取ってしまう可能性も考えられます。
ある場合は必ずチェックを入れましょう。
テイクアウトなどのサービスオプション
新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で、Googleマップの検索フィルタに新たに「テイクアウト」が追加されました。
テイクアウトを選択すると、テイクアウトを提供している近くのお店をピックアップしてくれる機能です。
属性に「テイクアウト」がありますので、テイクアウトを提供しているビジネスは、該当ありにチェックを入れていきましょう。
テイクアウトで検索フィルタをかけた際にGoogleマップで表示されやすくなります。
テイクアウトの設定方法はGoogleビジネスプロフィールに新機能!テイクアウト・デリバリー設定でコロナ対策で詳しく説明しています。
また、その他のサービスオプションの項目もユーザーの関心が高い項目で、Googleビジネスプロフィールのビジネス名のすぐ下の目立つところに表示されるので登録するようにしましょう。
バリアフリー
バリアフリー情報があることで、事前に車椅子ユーザーが利用できる場所であるかどうかがわかります。
意外とバリアフリーに対する記載があまりないので、車椅子ユーザーにとってはバリアフリー情報があることはとてもありがたく、来店の基準にもしやすいです。
また、属性のバリアフリーとして登録するには以下の基準を満たしていなければ、登録しても修正される可能性があるでしょう。
- 車椅子対応の入り口
入口の幅が約1メートルあり、入り口に階段がない場合は✔を入れることができます。
階段が1段以上ある場合でも、常設のスロープや移動可能なスロープが備え付けてあって、車椅子が利用できる状態であれば問題ありません。
ただし、入り口が回転ドアのみの場合は🚫になります。 - 車椅子対応のトイレ
トイレの入口の幅が約1メートル以上あり、上り下りする階段がない場合は✔を入れることができます。
また、車椅子の方専用の個室がある場合でも入口の幅が1メートル以上ない場合は🚫になります。 - 車椅子対応の座席
ビジネスの主要エリアに階段を使わずにアクセスすることができ、車椅子で移動してテーブルにつくのに充分なスペースがある場合は✔を入れることができます。
お客様が利用するすべてのテーブルが立位時の高さである場合は、車椅子対応ではないため🚫になります。 - 車椅子対応の駐車場
車椅子対応の駐車スペースがある場合は✔を入れることができます。
車椅子対応の駐車スペースとは、地面・看板・標識のいずれかに車椅子特定のマークが表示されています。
該当した駐車場がない場合は🚫になります。 - 車椅子対応のエレベーター
車椅子が入る大きさのエレベーターがある場合は✔を入れることができます。
該当エレベーターでない場合は🚫になります。
食事スタイルや宗教上の規定
Googleビジネスプロフィールは言語設定を何語に設定していても、その言語に合わせて表示されるため、日本語以外に設定しているユーザー、主に観光客や外国人の方も日本で店舗を探すときによくGoogleマップを利用します。
世界にはいろいろな食習慣や規定があります。最近は日本でもベジタリアンの方やビーガンの方が増えてきましたね。
そういった方がお店を探すときには属性の「サービス」で登録できる項目は非常に重要です。
飲食店は食事スタイルやハラール食、コーシャ認定、ベジタリアンメニューなどを提供している場合は積極的に登録しましょう。
コロナ感染症の対応について
コロナ感染症の流行とそれに対する対応に関して、「健康、安全」に関する属性項目が新しく追加されました。
コロナ感染症を防ぐためにマスク着用を義務付けていたり、要予約にしたりという対策をとっている店舗もあるでしょう。
ユーザーがせっかくお店に来てくれたのにマスクをしていないからお店に入れない…
ということが起こらないように「健康、安全」項目は登録しましょう。
属性を登録する方法
マイビジネスの「情報」をクリック
マイビジネスのページから「情報」をクリックします。
属性アイコンをクリック
情報のページを開いたら、スクロールして「」をクリックします。
該当する属性をクリック
該当する属性にチェックを入れていきます。
「+」は未選択の状態で、「✔」は該当あり、「🚫」は該当なしになります。
「+」の状態から1回クリックすると「✔」になり、2回クリックで「🚫」になります。
未選択の状態に戻したいのであれば、3回クリックすると「+」に戻ります。
クリックに応じて表示が変わるので、該当するものにチェック入れていきましょう。
属性は随時追加される
属性には、テラス席ありやテイクアウトOKなどの事実に基づく属性と、地元のユーザーに人気があるかどうかなどの主観的な属性の2タイプがあります。
事実に基づく属性は編集できますが、主観的な属性は来店したユーザーによって決定されます。
また、Googleマップは日々進化しているので、アップデートのタイミングで属性の項目も追加される場合があります。
例えば、最近ですと「次の顧客の案内前にスタッフによる消毒」が追加されました。
3か月に1回くらいはチェックしておくと抜けもれがなくなっていいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?属性を登録することで、ユーザーにどのようなビジネスなのかを効果的に伝えることができます。
行ってみないとわからなかったような情報を属性に登録することでイメージが付きやすくなり、来店意欲を上げることにもつなげることができます。
属性に表示されている項目は可能な限り該当の有無を登録していくと、ユーザーにも正確な情報が伝わるので、しっかりと項目を埋めていきましょう。
集客を増やすためにも、来店時のギャップを無くすためにも属性の登録は必須です。
ぜひ、登録してみてください。
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