MEO対策しようとGoogleビジネスプロフィールの情報を入力したのにもかかわらず、自分の店舗情報(リスティング)がGoogleマップやローカル検索枠に表示されないということはありませんか?
今やMEO対策は多くの店舗が取り組んでおり、リスティングが表示されないということは売り上げに大きな差がつくと言ってしまっても過言ではありません。
今回は、リスティングが表示されないいくつかの理由とそれぞれの対策について解説していきます。
リスティングが表示されないパターン
リスティングが表示されないパターンとして、大まかに次の3パターンの状況が考えられます。
- 検索結果が1店舗に独占されている
- 独占はされていないが表示されていない
- Googleビジネスプロフィールのアカウントが停止されている
それでは、それぞれの状況と対策について説明していきます。
検索結果が1店舗に独占されている
検索結果が1店舗に独占されるとは一体どのような状況かについて説明します。
1店舗に独占された状態とは、たとえば「青山 イタリアン」というようにローカル検索(地名+サービス名)したときに、エリア内に複数店舗あるにもかかわらず検索結果の右側に特定店舗のリスティング(ナレッジパネル)が表示されている状態のことを指します。
- 独占されている状態の表示
- 通常の検索結果の表示
通常の場合は、検索結果でローカルパック(上画像の青枠部分)が表示され、上位3店舗のマイビジネスが掲載されていますが、独占状態ではその表示がない状態です。
それでは、エリア内に同じカテゴリのビジネスが複数あるのに独占されているのはなぜなのでしょうか?
独占される理由
1店舗に検索結果が独占される理由は、他のGoogleビジネスプロフィールの情報や投稿、サイテーションなどが1位のビジネスと比較して充実していないことが挙げられます。
つまり、Googleからの評価で1位よりも大幅に劣ってしまっているのです。
また、その他の理由としては、検索キーワードが独占しているビジネス名と“ほぼ同じ”だと独占されやすい傾向にあります。
そのキーワードで検索するとGoogleがそのビジネスのことを指しているのだと自動的に判断し、独占したページが表示されるということです。
この場合は、そのキーワードで対策しても順位に載せていくことは非常に困難です。
独占されている場合の対策
独占されている場合の対策は、MEO対策の内部施策と外部施策をさらに充実させる必要があります。
基本項目が正しく入力されているか、カテゴリ設定が正しく行われているか、NAPが統一されているかなど、各施策をもう一度見直してみましょう。
1位を取るためのコツや具体的な施策は、MEO対策とは?集客を上げるための上位表示に欠かせない13の施策で詳しく説明しているので、あわせてご覧ください。
施策を行ったのにもかかわらず表示されない場合は、競合のMEOとしての評価が高すぎる可能性があります。
その場合は、上位表示させたいキーワードを変更して対策してみるといいでしょう。
独占はされていないが表示されていない
独占されているわけではないにもかかわらず、店舗のリスティングが表示されていない場合は、まずNAPが間違っていないか確認してみましょう。
NAPとは、名前・住所・電話番号のことです。
基本的な情報ですが、MEO対策では非常に重要です。
NAPの見直しをして間違っていなかった場合は、やはりGoogleからの評価が低い可能性があります。
こちらもMEO対策とは?集客を上げるための上位表示に欠かせない13の施策の内容を参照しながら情報を充実させていきましょう。
Googleビジネスプロフィールのアカウントが停止されている
内部施策、外部施策をしっかりと行い、店舗のリスティングが上位に表示されていたにもかかわらず、突然表示されなくなったらGoogleアカウントが停止されている可能性があります。
Googleアカウントが停止されているかを確認するには、Googleビジネスプロフィールの管理画面を見てみましょう。
「停止中」の表示があればGoogleビジネスプロフィールが停止されている状態です。
Googleアカウントが停止される理由
Googleアカウントが停止されていた場合、Googleガイドラインに違反していた可能性があります。
ビジネス情報にGoogleが不可とするコンテンツを掲載したり、上位表示を狙ってビジネス名に不要な情報を入れたりすると、Googleにガイドライン違反とみなされます。
特に、以下に該当するコンテンツは掲載ができません。
- ユーザーの誤解を招く恐れのある内容
- 質が低い、関連性がない、または閲覧の妨げとなる
- 不快または不適切なコンテンツ
ー嫌がらせ、いじめ、差別にあたるコンテンツ
ー卑猥、冒とく的、侮辱的な言葉を含むコンテンツ
ーテロ関連のコンテンツ
ー性的な内容を示唆するコンテンツや露骨なコンテンツ - 禁止されているコンテンツ
ー危険または違法な商品やサービスの販売に関するコンテンツ
ー児童の搾取や虐待にあたるコンテンツ
引用:Google に掲載するローカル ビジネス情報のガイドライン
上記のGoogleガイドライン違反していないか確認をしましょう。
アカウントが停止された場合の対策
Googleビジネスプロフィールのアカウントが停止された場合には、回復リクエストの申請を行うことで解除することができます。
まずはGoogleのガイドラインを確認し、違反していると思われるところはすべて修正しましょう。
違反と思われる個所をすべて直したら、回復リクエストを申請しましょう。
Googleビジネスプロフィールの管理画面から、停止中の表示内にある「詳細」をクリックすると、回復リクエストのフローに入ることができます。
Googleのガイドライン違反とGoogleビジネスプロフィール回復リクエストについては、Googleビジネスプロフィールのアカウントが停止された!?気をつけるべきガイドライン違反と復旧方法で詳しく説明していますので、あわせてご覧ください。
まとめ
いかがでしたか?Googleビジネスプロフィールに登録して運用を始めたのに、ローカル検索で表示されないのには理由があります。
一つ目は、検索結果が1店舗に独占された状態になってしまっているということです。
この場合は、独占しているビジネスの情報が充実していて他のマイビジネスに勝っているか、検索キーワードとビジネス名のマッチ度合いが非常に高いことが挙げられます。
ビジネス名のマッチ度合いが非常に高い場合、その検索キーワードで対策しても順位に組み込まれる可能性は低いですが、情報を充実させることで表示される可能性があるのであれば、しっかりとマイビジネスの内容と外部情報を充実させていきましょう。
二つ目は、検索キーワードで検索しても、そもそも表示されていない状態です。
この場合は、外部サイトとマイビジネスとのNAPの統一や、ビジネス情報を充実させていくことが表示させるためのカギとなります。
三つ目は、Googleビジネスプロフィールのアカウントが停止されている状態です。
アカウントが停止されてしまうと、いくら検索してもマイビジネスが表示されることはありません。
この場合は、Googleのガイドラインに違反している項目がある可能性があります。
ガイドラインを見直し、違反しているところの修正を行ってから停止解除の手続きを取りましょう。
Googleビジネスプロフィールが表示されない場合は、上記の理由が考えられますので、この記事を参考にぜひ対策を行ってみてください。
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