みなさん、“NAP”という言葉を見聞きしたことはございませんか?
NAPとは、店舗情報で最も重要な「Name」「Address」「Phone」の頭文字の略です。
NAPはオーナーのマイビジネスを上位表示するために重要な要素の一つになっています。
- NAPってどこまで重要なの?
- 正しい情報さえ入っていれば問題ないんじゃないの?
こうした疑問を持っている方も多いと思います。
ここでは、NAPの重要性や統一すべき理由を説明していきます。
読んでいただければ、NAPの重要性や統一すべき理由について理解していただけるはずです。
自身のNAPを統一するにはどうすればいいのか、ぜひ参考にしてください。
NAPとは
初めにも説明した通り、NAPは「Name」「Address」「Phone」の頭文字から取った略称です。
つまりNAPとは、
- Name:店舗名・会社名
- Address:店舗・施設の所在地
- Phone:電話番号
を表しています。
オーナーのGoogleビジネスプロフィールにはNAPが記載されていると思いますが、このNAPがどのサイトを見ても正しく記載されているかで、ユーザーはもちろん、サイトやページの評価を下すGoogleに対しても非常に重要になってきます。
営業時間(Hours)も合わせてNAHPと呼ばれることもあります。
営業時間も重要な情報ですので、同様に意識して管理するようにしましょう。
NAPの重要性
NAPはオーナーのマイビジネスにおいて重要な役割を担っています。
ユーザーやGoogleが見ているインターネット上に散らばる店舗情報は、Googleビジネスプロフィールや自社ホームページだけではありません。
たとえば、飲食店だとグルメサイト、美容室であればHOT PEPPER Beauty、歯科医院ではEPARKなどのポータルサイトにも店舗情報は掲載されています。
また、レビューサイトやFacebook、Instagram、TwitterなどのSNSにも影響されています。
ローカル検索に関する最新のアルゴリズムでは、統一されたNAPがGoogleのMEO欄(ローカルパック)において重要な役割を果たしており、Googleビジネスプロフィールの順位にも大きく関わっているといわれています。
なぜなら、Googleは統一されたNAPを持つことが、その店舗や会社が顧客にとって信用に足るものかを判断しているからです。
つまり、各サイトのNAP情報が一致していることで、Googleはインターネット上に散らばっているこれらの情報を同一の店舗として認識しやすくなり、Googleビジネスプロフィールの順位を上げることにおいて重要となる「知名度」や「関連性」といった点で評価しやすくなるのです。
しかし、統一されていない、あるいは誤ったNAP情報はユーザーが見てもわかりづらく、間違った店舗情報を与えてしまったり、Googleからの評価も下がってしまったりと悪影響を及ぼす可能性があります。
そのため、NAPによる店舗情報はしっかりと統一していきましょう。
NAP統一するための4つのステップ
では、具体的にNAPを統一するための4つのステップを紹介していきます。
1.GoogleビジネスプロフィールのNAPを正しい情報にする
MEO対策で自身のGoogleビジネスプロフィールを上位に表示させるためには、正しい情報を入れることが必要不可欠です。
下の画像を参考に、まずは自身のGoogleビジネスプロフィールに正しいNAP情報を入れましょう。
2.インターネット上に掲載されているNAPを確認する
インターネット上にある自分の店舗がどこのWebサイトに掲載されているか確認しましょう。
名前・住所・電話番号などをキーワード検索にかけると自分の店舗・施設が掲載されているWebサイトを確認できます。
NAPを確認したら、どのサイトの修正が必要か下画像を参考にExcelなどにまとめておきましょう!
3.自社サイトと他社サイトを確認する
店舗の名前・所在地・電話番号が、オーナーが管理しているサイト(ホームページやポータルサイト)と管理していないWebサイト(クチコミサイト等)でどう登録されているか確認しましょう。
ここでの注意点が、同じWebサイト内に複数の異なるNAPを掲載してしまうこと。
「正しいNAP」と「誤ったNAP」が混在していると、ユーザーが混乱するのはもちろん、整合性のないNAP情報はGoogle側からの信用性も低くなります。
このような事態を避けるためにも以下の対策をしましょう。
- 管理しているサイトのNAPを統一する
- 他社サイトの管理者や企業にNAP修正依頼をする
最初にGoogleビジネスプロフィールのNAPに正しい情報を入れていると思いますので、Webサイトの情報をGoogleビジネスプロフィールのNAPに統一していきましょう。
4.一字一句間違えずに統一する
WebサイトのNAPをGoogleビジネスプロフィールのNAP情報に合わせていくのですが、ここで注意することが「一字一句統一する」ということです。
たとえば
- 店舗名の場合
「株式会社H2」
「(株)H2」
「Cafe H2」
「カフェ H2」
- 住所の場合
「南青山1-1-1 7F」
「南青山1丁目1-1 7F」
「南青山1-1-1 DFビル7階」
- 電話番号の場合
「03-1111-1111」
「0311111111」
内容的には正しい情報であっても、こうした違いもユーザーを混乱させる原因やGoogleの信用性を低くしてしまう要因となります。
半角や全角にも注意し、「知名度」や「関連度」を上げるためにしっかりと統一していきましょう。
一番安心な方法は、GoogleビジネスプロフィールのNAP情報をコピー&ペーストで貼りつけしていくことです。
このNAP情報だけは統一させておきたいWebサイト
できればすべてのNAP情報を統一させるに越したことはありませんが、自分が管理していないWebサイトもありますので、「飲食」「美容室などのビューティー系」「整体などの治療院」「歯科医院」別にピックアップしてチェックリストを用意しました。
主要ポータルサイトも含めて今一度しっかり確認してみましょう。
NAP情報を統一できているものにチェックをしていき、チェックできなかったものでもともと登録していないWebサイト以外は修正依頼をかけていきましょう。
また、これを機に新しくお店の情報を登録してみるのもいいですね!
リストの量を見ると多いと思うかもしれませんが、統一された情報が多いほどGoogleからの信用性も上がりますので、ここだけはしっかり手間を惜しまずに行っていきましょう。
飲食店の場合
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Beauty navi | |
エキテン | |
Beauty Park | |
Rasysa | |
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整体・整骨院などの治療院の場合
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どのカテゴリーでも、「EPARK」「エキテン」は入ってきているので要チェックです!
SNSの「Facebook」「Instagram」「Twitter」は忘れてしまいがちなので、自身で管理しているページがあればこちらも忘れずにチェックしましょう。
まとめ
いかがでしたか?ここでは「NAPの重要性」「NAP統一方法」について紹介しました。
Googleが正しい情報として認識していないと、Googleビジネスプロフィールも検索結果の上位に来ることが難しくなります。
検索したユーザーに見つけてもらい、来店につなげるためにもNAPの統一は非常に重要であることがわかったと思います。
細かく地道な作業になってしまいますが、この記事を参考にNAPを統一していきましょう。
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