集客を上げるためにはMEOで上位表示を目指したいですよね。
MEOで上位に上げるためには、さまざまな施策をしなければいけません。
適切に対策することで順位も上位に上がっていきます。
しかし、実際にはどういったことをしていけば良いのかわからない・・・と思っている方も多いと思います。
- どういった条件で上がるの?
- どういう対策が必要なの?
ここでは、こういった疑問を解決するために「MEO対策の必要性」「上位にあげるためにやるべきこと」「やってはいけないこと」について説明していきます。
また、MEO対策をこれから始めていきたいという方へ「MEO対策を始めるための手順」についても触れています。
この記事を読んでいただければ、これからMEOを始めていく方にも、MEO対策ですべき施策を理解していただけるはずです。
ぜひ、参考にしてください。
MEO対策とは
MEOとは「Map Engine Optimization」の頭文字を取った略称で、海外では“ローカルSEO”と呼ばれています。
つまり、MEOとはマップエンジン最適化という意味で、あなたのGoogleビジネスプロフィール(現:Googleビジネスプロフィール)のページをユーザーがGoogle検索エンジンやマップを使って「地域+業種(サービス)」で検索したときに、上位に表示させて集客につなげるためにする施策をMEO対策と言います。
MEO対策の必要性
参考URL:https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share/mobile/worldwide
モバイルでのGoogleのシェア率は95%を超えており、Googleマップも他のマップアプリを抑えて82%のユーザーに利用されています。
逆にグルメサイトの利用率は低下しており、飲食店を探す基準としてますますGoogleマップの需要は上がります。
そして、「地域+業種(サービス)」で検索したときに一番上に表示されるのがMEO(ローカルパック)です。
MEO対策をする必要性はここにあるといっても過言ではありません。
上位3位以内に入ると青枠で囲っているように、ページ上部のすぐに目に入る場所に表示されます。
この上位3位以内を目指すためにもMEO対策は必要なのです。
SEOとMEOの違い
SEOでは、主に自分が運営しているホームページに対して施策を行います。施策が成功すると、オーガニック検索結果(SEO)の上位に表示されます。
MEOでは、お店の店舗が登録されているGoogleビジネスプロフィールに対して施策を行います。施策が成功すると、Googleマップ上の自社店舗が地域の中で上位表示されるのです。
SEOとMEOのどちらも、最適化を行って上位表示を目指す施策ですが、SEOとMEOでは最適化の対象が異なります。
SEOは、検索エンジンを最適化の対象としており、Search Engine
Optimization(検索エンジン最適化)という略称です。
一方、MEOは、マップエンジンを最適化の対象としています。MEOとは、Map Engine Optimization(マップエンジン最適化)の略称になります。
関連記事:どちらが効果的?SEOとMEOの違いや関係性について解説!
MEO対策のメリット・デメリット
MEO対策のメリットとデメリットを確認しておきましょう。
メリット
MEO対策の大きなメリットは、オーガニック検索結果(SEO)より上位に表示されることです。マップ枠にお店の情報が掲載されるため、SEO対策で上位表示されているWebサイトより目立つ位置に掲載されます。
また、MEO対策は基本的に無料で行えるため、SEO対策に比べて費用対効果が高いのもメリットです。専門スキルも必要なく、自分で対策を進められるほか、SEOに比べて競合相手が少ないという特徴もあります。
そして、MEO対策が成功し上位表示されれば、ユーザーの目に留まりやすくなるため、来店率の大幅アップも期待できるのです。
デメリット
一方、MEO対策には、「ビジネスによって対策が難しい又は対策ができない」というデメリットがあります。MEO対策を行えるのは、実店舗を持つビジネスになります。実店舗がなければGoogleビジネスプロフィールに登録できないため、MEO対策を実施できません。
また、「即効性が期待できない」「口コミによっては評価が下がる可能性がある」というデメリットもあります。
MEO対策を行ってからすぐに結果が出るとは限りません。対策自体はすぐにできたとしても、効果が出るまでには時間を置かなければいけません。
悪意のある口コミが投稿されたときには、お店の集客率への悪影響が懸念されます。口コミへの投稿は誰でも行えるため、サービスへの根拠のないクレームなどが掲載され、まだ利用したことのない人の目に留まってしまうかもしれません。
しかし、MEO対策にはデメリットより多くのメリットがあります。デメリットに気をつけながら、メリットを伸ばしていきましょう。
MEO対策の前提知識
内部対策と外部対策
MEO対策は大きく分けて内部対策と外部対策(サイテーション)に分けることができます。
内部対策とはGoogleビジネスプロフィール内でできる対策で営業時間や住所の情報を整えたり、店舗のイベント情報などを更新したりすることがメインになります。
逆に外部対策(サイテーション)とはGoogleビジネスプロフィール外でする対策で、ホームページやポータルサイトなど、あなたのビジネスページに関連するWebサイトやSNSを最適化することがメインです。
ワードを決める
MEO対策はユーザーがどのワードで調べた時に上位表示させたいかを決めて、そのワードを盛り込んだ対策をすることが大切です。
検索ワードは、お客様のターゲティングをする際にとても大事になってきます。
たとえば、ワインが飲みたい人は「バー」で検索するよりも「ワインバー」で検索することの方が多く、またビジネスページを見た後に実際に足を運ぶ確率が高くなります。
紹介文や投稿で積極的にそのワードを取り入れるようにしましょう。
Googleのアルゴリズムが順位を決める
掲載順位はGoogleのアルゴリズムが決めるので、そのアルゴリズムに評価されるようなページ作りをすることが順位を上げるためには不可欠です。
- 関連性
- 距離
- 視認性の高さ
上記の3つは、特に掲載順位に影響を与えている要素としてGoogleのガイドラインにも記載されています。
関連性とは、“検索語句”と“ローカルリスティング”が合致する度合いを指します。
つまり、対策する検索キーワードをGoogleビジネスプロフィール内にあるメニューや投稿に検索キーワードを入れることで、検索キーワードの関連性が高いと判断され、上位に表示されやすくなるということです。
また、検索したときに写真が表示されることがありますが、写真も関連性に関わります。
たとえば、「渋谷 ワイン」で検索した時に表示されている店舗の写真がワインになっていることがわかると思います。
検索キーワードを入れるということだけにとらわれず、対策する検索キーワードに関連する写真を入れていくことも忘れずに行いましょう。
距離とは、検索語句で指定された場所から検索結果のビジネス所在地までの距離を指します。
地域を設定していない場合は検索地から計測されるので、検索する場所によっても掲載順位が変わります。
浅草で「整体院」と検索した場合、浅草周辺の整体院を表示するようになっています。
また、浅草内でも検索地が違うと順位も変わります。
上画像は都営線や銀座線のある浅草駅から検索していますが、下画像はつくばエクスプレスのある浅草駅から検索したときの順位表示です。
表示順位が変わっていることがわかりますよね。
必ず一番近い距離が表示されるという訳ではないですが、これは先にお伝えした「関連性」の高いものが上位に表示されやすいということに関わってきます。
検索地からの距離が近くても、Googleから関連性が低いと認識されてしまえばあまり意味がありません。
つまり、検索地からの距離が遠いからといってあきらめる必要はなく、関連性とあわせて対策していくことで上位表示の見込みは充分にあるということです。
視認性の高さとは、ビジネスがどれだけ広く知られているかの知名度を指します。
これはオフラインでの知名度も影響するので、検索結果にも知名度が加味されます。
多くの人に知られている著名な美術館・博物館、目印となるホテルや建物、有名なブランド店などは、基本的にローカル検索結果で上位に表示されやすいです。
たとえば「表参道 ブティック」と調べた時、上位表示される多くが有名ブランド店であることがわかります。
しかし、掲載順位を上げるための要素をしっかりと把握して対策しておけば、Googleからの評価を得ることができるので、著名な店舗や施設に割って入ることも可能なのです。
上画像のように、「表参道 ブランド」で検索した結果では、有名ブランド店よりもリサイクルショップや質屋が上位に表示されています。
これは、多くの店舗が「表参道 ブランド」というキーワードで対策してきた結果だと言えます。
著名な店舗や施設よりも強いワードを見つけ出し、対策していくことも有効です。
自身のビジネスがどのワードに強いか検索キーワードを組み合わせて調べてみると良いですよ。
Googleビジネスプロフィールの掲載順位を決める3つの要素でも「関連性」「距離」「視認性の高さ」について説明していますので、あわせてご覧ください。
MEOで1位を取るためにやるべき13のこと
基本項目の登録
上位掲載させるためには、最低限の情報が登録されていないとそもそもスタートラインに立つことができません。
まずは以下の項目から始めていきましょう。
- Googleビジネスプロフィールの作成
- オーナー登録をする
- NAP(名前、住所、電話番号)を登録する
- 営業時間を登録する
- メニューを登録する
MEO対策を始めるには、Googleビジネスプロフィールの作成が必須です。
Googleビジネスプロフィールの作成についてはGoogleビジネスプロフィールオーナー確認の手順と知っておくべき注意点で詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。
それでは、上位表示を目指すためにやるべき13の施策について紹介していきます。
1.メインカテゴリを設定する
メインカテゴリはビジネスの事業内容を表し、そのカテゴリのサービスを検索しているユーザーにビジネスを結びつける役割を果たします。
たとえば、カテゴリを「ピザレストラン」にしている場合、地元の「レストラン」「イタリアンレストラン」「ピザ」を検索したユーザーのローカル検索結果に表示される可能性があります。
メインカテゴリはビジネス情報を登録する際に必ず設定する必要があります。
選択形式になるので、自身の店舗情報に一番合致するものを選びましょう。
カテゴリ設定についての詳細はGoogleビジネスプロフィールの【カテゴリ】を登録しよう!でも説明しているので、あわせてご覧ください。
2.追加カテゴリを設定する
次にサブカテゴリーです。
カテゴリには「メインカテゴリ」と「追加カテゴリ」の2種類があります。
メインカテゴリにはGoogleビジネスプロフィール全体を表すものを選んでいきますが、追加カテゴリはメインカテゴリで説明しきれなかった場合に設定を行います。
追加カテゴリは最大で9個まで設定できますが、カテゴリは厳選したものを設定するほうが良いとされています。
ユーザーに正確な情報を提供するためには、中心となる事業内容を示すカテゴリのみを、可能な限り少なく設定することをGoogleは推奨しています。
Googleではお店のサービスやWebサイト、web全体の書き込みや評判からもカテゴリ情報を検出しているので、無理にカテゴリをたくさん設定する必要はありません。
Google に掲載するローカル ビジネス情報のガイドラインにも明記されていますので、あわせてご覧ください。
3.NAP(名前、住所、電話番号)を登録する
NAPとは、店舗情報で最も重要な「Name」「Address」「Phone」の頭文字の略です。
登録する際の注意点として、他のWebサイトに載っているNAP情報とGoogleビジネスプロフィールのNAP情報をしっかりと一致させましょう。
なぜなら、ローカル検索に関する最新のアルゴリズムでは、統一されたNAPがGoogleのMEO欄(ローカルパック)において重要な役割を果たしており、Googleビジネスプロフィールの順位にも大きく関わっているといわれています。
Googleは統一されたNAPを持つことが、その店舗や会社が顧客にとって信用に足るものかを判断しています。
つまり、各サイトのNAP情報が一致していることで、Googleはインターネット上に散らばる店舗の情報を同一店舗として認識しやすくなり、Googleビジネスプロフィールの順位を上げることにおいて重要となる「関連性」や「視認性の高さ」といった点で評価しやすくなります。
番地表記や建物名まで、一字一句そろえて登録しましょう。
NAP情報は、統一されていない情報や誤った情報が複数にわたってある場合、ユーザーにとってもわかりづらく、間違った情報を与えかねません。
また、Googleからの評価も下がり悪影響を及ぼしてしまうため、Googleビジネスプロフィールに正しい情報を入れることはもちろん、WebサイトのNAP情報も統一させましょう。
NAP情報を統一させるためのステップをMEOにおけるNAPの重要性と統一すべき理由!で詳しく紹介しておりますので、あわせてご覧ください。
4.各リンクを登録する
Googleビジネスプロフィールのリスティングには、オンラインでの注文や予約といったリンクを登録することができます。
こうしたリンクがあると、Google検索やGoogleマップからユーザーが直接行動を起こすきっかけを与えることができます。
カテゴリによっては表示されるリンクの項目数は変わりますが、ウェブサイトの項目はどのカテゴリに設定していても登録することが可能です。
また、こちらで設定していなくても、特定の予約サービスや注文サービスへのリンクがビジネスリスティングに自動的に表示される場合があります。
これは、サードパーティプロバイダによって自動的に更新されるためで、Googleビジネスプロフィールでこれらのリンクを追加・編集・削除することはできません。
サードパーティとは、Googleビジネスプロフィールで他のビジネスオーナーが所有するビジネス情報を管理する承認を受けた代理人のことを指します。
飲食店で言えば、食べログやぐるなび、RettyなどがあなたのGoogleビジネスプロフィールの管理をしているのならサードパーティということになります。
ポータルサイト側がGoogleとの連帯を行っている場合には、自動的にリンクが表示されるようになっているので、もしリンクを外したい場合にはサードパーティになっている連帯先に連絡する必要があります。
ユーザーにアクションを起こしてもらうためにも必要なリンクなので、登録できるところにはしっかりとURLを入力しましょう。
5.ビジネスの説明を書く
「ビジネスの説明」欄には、取り扱っている商品やサービス、お店の特長、ビジネスの沿革など、ユーザーにお知らせしたい内容を記載することができます。いわばお店の「紹介文」です。
説明欄には、全角で375文字(半角750文字)以下で入力し、URLやHTMLコードは入れないようにしましょう。
また、ビジネスの説明にはプロモーション・価格・セールに関する情報を入れてしまうとガイドラインに違反してしまうので、イベントなどの情報は投稿を活用して発信するようにしましょう。
紹介文を書く際は検索キーワードを意識し、全角で200文字以内を目指すと簡潔でユーザーに伝わりやすい文章になります。
ビジネスの説明の登録方法や注意点についてはGoogleビジネスプロフィール【ビジネスの説明】の登録方法と注意点もあわせてご覧ください。
6.写真を追加する
ビジネスリスティングに入れられる写真は大きく分けて3種類あります。
- ロゴ:ロゴを設定すると、Googleサービス上での店舗のアイコンとして表示されます。
基本情報(電話番号、営業時間など)が入っているビジネスの場合は、ビジネスプロフィールでロゴが強調して表示されます。 - カバー:自身のビジネスをよく表す写真を設定することで、プロフィールの上部に表示します。
ただし、希望した写真が必ず最初に表示されるとは限りません。 - その他:その他の写真を追加すると、顧客が購入や来店する際の決め手となるビジネスの特長を強調することができます。
Googleガイドラインにビジネス用写真についての詳細が記載されていますので、あわせてご覧ください。
上画像のナレッジパネルに表示されている青枠の写真がカバーで設定しているもので、下のビジネス名の隣に表示されているアイコンがロゴになります。
ロゴ・カバー・その他写真の設定については以下の通りになります。
Googleビジネスプロフィールの左側にあるダッシュボードで写真をクリックすると、ロゴ・カバーの設定画面が表れます。
それぞれの「写真を選択」をクリックすると写真を挿入できるようになるので、設定したい写真を選びましょう。
設定されている場合には、下画像のように写真一覧にロゴとカバー写真が表示されます。
ロゴ・カバーを変更したい場合には、青枠のカバーまたはロゴをクリックすることで新しい写真を入れることができます。
また、その他写真を投稿するには青枠の「+」ボタンをクリックすることで追加することが可能です。
Googleが推奨する画像の解像度は縦横それぞれ720pxになります。最小解像度は縦横250pxなので、それよりも小さくならないようにしましょう。
写真は十分な明るさの写真を使用し、大幅な加工や過度なフィルタの使用は避けましょう。
あまり手を加えすぎるとGoogleからの評価が下がるうえに、ユーザーが実際に来店したときのギャップが大きくなるため、クチコミにも影響する可能性があります。
上位表示を目指すのであれば、ありのままの雰囲気を伝えるようにしましょう。
写真には動画を入れることもできます。
動画は30秒以内で作成し、100MB以内に納まるようにしましょう。
写真投稿に関してはGoogleビジネスプロフィール【写真】機能でできることもぜひ、参考にしてください。
7.商品を登録する
商品エディタを使用することでモバイルとパソコンで商品の存在価値を高め、商品を宣伝してユーザーのインタラクションを促進することができます。
商品エディタはモバイルまたはパソコンの「商品」からチェックすることができます。
商品エディタは一部の業種を除くすべてのカテゴリのビジネスに対応しており、商品を登録することで見込み客にアピールすることができます。
商品を登録するには、Googleビジネスプロフィールのダッシュボードの「商品」タブから追加していきます。
すでにいくつか商品を登録している場合には、カテゴリごとにある「商品を追加」から未登録商品を登録していくか、下までスクロールしていただき、「商品カテゴリを追加」から新しくカテゴリと商品を登録していきましょう。
初めて商品を登録する場合は、上画像の表示になっていますので「使ってみる」をクリックした後に商品を登録していきましょう。
商品登録に使用できる写真サイズは縦横それぞれ250px以上になりますので、サイズには注意しましょう。
8.投稿する
投稿では、ビジネスの説明で紹介することのできなかった特典・イベント・サービスのことについて更新していきましょう。
投稿を使うと、Google検索やGoogleマップに表示されるビジネスプロフィールでユーザーとつながることができます。
告知・特典・新商品・人気商品・イベントなどの詳しい情報を投稿として公開することで、直接ユーザーにアピールしましょう。
イベント・特典の投稿は掲載期間を設定することができます。
期間が終了すると表示しないように設定がされているので非常に便利です。
特典の場合は日時の指定が必須ですが、イベントの場合は指定がなければ投稿された日に24時間掲載されるように設定されています。
また、最新情報は基本的に1週間の掲載になり、期間を過ぎると自動的に表示されなくなります。
投稿から商品を追加すると、商品エディタに追加されるようになっているため掲載期間はありません。
投稿する際には、以下のポイントをおさえておくとGoogleやユーザーに評価を得やすい投稿になります。
- 投稿の種類:投稿内容に合わせて投稿の種類を選択しましょう。来店を促したい、購買を促したい、新しい目玉商品を発表したいなどの投稿の目的も考慮しましょう。
- 写真・動画:投稿が目立つようなメッセージを補強する高解像度の写真を使用しましょう。
シンプルで意味が分かりやすく、ピントが合っているものを選びます。解像度は幅400px、高さ300px以上の写真を使用しましょう。 - タイトル(イベントの場合):伝わりやすく短い言葉で説明してください。タイトルは全角で29文字以内に収めます。
- 詳細:特典やイベント内容をわかりやすく明確に説明しましょう。投稿本文は全角で750文字まで入れることが可能ですが、できれば全角150文字以内に収めるのが理想的です。
- 行動を促すフレーズ:「ご来店お待ちしております」「こちらからご予約ください」「詳細はこちら」などの行動を促すフレーズを含めると、ユーザーがその後に行動を起こしやすくなります。
投稿する際には、検索キーワードも意識して投稿に入れていきましょう。
投稿頻度は毎日はできなくても、最低一週間に1回程度は更新していくと、ユーザーに最新の情報をお届けできるとともに、Googleからも定期的に更新していると認識されます。
定期的に更新できる部分は投稿が主なので、手間を惜しまずに取り組んでいきましょう。
投稿機能の使い方についてはGoogleビジネスプロフィール【投稿】機能でできることでも触れていますので、あわせてご覧ください。
9.クチコミに返信する
クチコミは、ユーザーからお店やサービスに対する有益なフィードバックです。
Googleビジネスプロフィールを運用するにあたって、クチコミは必ず見られる部分であり、Googleにとってもユーザーにとっても重要視する最大のポイントです。
Googleビジネスプロフィールでクチコミを表示するには、ダッシュボードのクチコミタブを選択します。
返信しているかしていないかは、タブの「返信済み」「未返信」で確認することができます。
それぞれのクチコミに対して返信ボタンがあるので、返信するクチコミを選びましょう。
返信内容を入力し終わったら、「返信を投稿」をクリックすることで完了します。
クチコミにはすべて返信するのが望ましいです。
評価の低いクチコミや不満点を述べるクチコミに関しても同様で、反発するような返信ではなく真摯に意見を受け入れ、クチコミをいただけたことに感謝の意を示しましょう。
返信をすることで顧客の意見に耳を傾けているというアピールができ、投稿を見たユーザーの印象を変えることができます。
改善できることに関しては改善した、または改善することを伝え、改善できないことには対処法をお伝えしましょう。
原則として投稿されたクチコミは、投稿した本人以外が削除することはできません。
しかし、以下の条件に当てはまる場合は削除の対象として報告することができます。
- 他店と勘違いしているクチコミ
- 対象の場所・サービスと関連性のないクチコミ
- 個人情報が記載されているクチコミ
- スパムと虚偽の記載があるクチコミ
このようなクチコミを見つけた場合、不適切なクチコミとして報告することが可能です。
対象となるクチコミの横にある「︙」をクリックすると「不適切なクチコミとして報告」が出てきますのでこちらをクリックすることにより報告が可能です。
「ポリシー違反を報告」というページが表れたら違反の種類を選択し送信することで完了します。
単純に評価の低いクチコミ、不満や気に入らなかった点を指摘するクチコミは削除することはできません。
Googleポリシーに違反していないと判断されたものに関しても削除されません。
また、結果の反映には数日かかることがあるということを理解したうえで報告するようにしましょう。
クチコミ閲覧方法や返信、クチコミ報告についてはGoogleビジネスプロフィール【クチコミ】機能でできることでも説明していますので、あわせてご覧ください。
10.情報の更新をする
ビジネスに関する情報に変更があった場合は、Googleビジネスプロフィールの情報も変更しましょう。
ビジネス情報を最新に保つことで、正確な情報を見込み顧客に確実にお届けすることができます。
ただし、変更内容の正確性に疑問がある場合には変更をお断りする場合があります。
その他Webサイトの情報が以前のままだと、情報量の多さから最新の情報が認められない可能性があります。
もし、ビジネス情報に変更がある場合は、Googleビジネスプロフィールとその他Webサイトの内容変更はセットで行うようにしましょう。
Googleビジネスプロフィールで更新できる情報は以下のとおりです。
- 営業時間
- 住所(住所が変わった場合は、新しい住所でビジネスのオーナ確認を再度行っていただく必要があります)
- 電話番号
- カテゴリ(経営しているビジネスのタイプ)
- ウェブサイト
引用元:https://support.google.com/business/answer/6335800?hl=ja&authuser=0
11.多言語に対応する
多言語に対応させておくと、外国人旅行者の集客にも役立ちます。
母国語で設定されているお店は、外国人旅行者から見ると親近感を持ちやすい存在です。利用する際の安心感にもつながるため、スムーズに集客ができるでしょう。
Googleマップの情報も、ユーザーの環境に合わせた言語で表示されておくよう設定しておきましょう。
変更はGoogleビジネスプロフィールの設定画面から編集できないため注意が必要です。
1.Googleマップで自店舗を検索しメニューから言語を選択
まずは自店舗をGoogleマップ検索して、
メニューから「言語」を選択します。
その後編集したい任意の言語を選択します。
2.ビジネス名を変更する
※今回は英語の場合で解説します。
表示される言語が変更されるので「Suggest an edit」を選択し、「Change name or other details」を選択します。
Place name in English(required)の欄には英語のビジネス名、Place name in Japanese(required)の欄には日本語のビジネス名を入力します。
後はSubmitを選択すると完了です。
どの言語も同じ方法で変更することができるので確認しておきましょう。
11.ホームページのSEO対策をする(ある場合)
ビジネスについてのウェブ上の情報も視認性の高さとして影響してきます。
ウェブ検索結果での掲載順位も考慮に入れられるため、SEOの手法もローカル検索結果で上位に表示されやすくなります。
NAP情報や営業時間をGoogleビジネスプロフィールの情報と統一することはもちろんですが、ホームページでも検索キーワードに対する情報を入れる必要があります。
Googleビジネスプロフィールで定期的な投稿をするのと同様に、ホームページでも最新情報の発信をしていくと良いでしょう。
その他Webサイトでも、更新できるものに関しては情報を発信していきましょう。
12.ポータルサイトに登録する
有料のポータルサイトへの登録はもちろん掲載結果に大きく関わりますが、無料の登録でももちろん効果を発揮します。
ポータルサイトは、地域やジャンルによってお店を絞り込んで探すことができ、予約特典やポイント利用できる点でも集客を上げるには欠かせません。
飲食店であればグルメサイト、美容室などのビューティー系なら美容系サイトなどが挙げられます。
ポータルサイトに登録することによってビジネスの知名度が上がり、Googleからも認知されやすくなります。
MEOで掲載順位を上げるためには、ポータルサイトに登録していくことも検討しましょう。
主なポータルサイトをピックアップして以下にまとめています。
ぜひ確認してみてください。
飲食 | 美容室などのビューティー系 | 整体・整骨院 | 歯科医院 |
食べログ | HOT PEPPER Beauty | EPARK | あなたの街の歯医者さん |
ぐるなび | 楽天ビューティ | なびこ | EPARK |
HOT PEPPERグルメ | ozmall | ヘルモア | いい歯医者 |
エキテン | EPARKビューティー | らいらいネット | 医科歯科.com |
一休.com | HAIRLOG | HOT PEPPER Beauty | ウィメンズパーク |
トリップアドバイザー | Beauty navi | 整体師検索サイト | エストドック |
Yelp | エキテン | エキテン | お医者さんガイド |
Retty | Beauty Park | 鍼灸あん摩ナビ | caloo |
街のお店情報 | Rasysa | マッサージサロンナビ | QLife |
ヒトサラ | EPARK | 接骨ネット | 口コミ歯科・歯医者 |
BAR-NAVI(BARのみ) | 整体.COM | エキテン | |
ジモティー | 口コミ整体 | 歯科こえ | |
開店ポータル | 整骨院・接骨院マップ | 歯科+ | |
EPARK | スクエル | ||
favy ファビー | デンターネット | ||
歯医者さんネット |
無料で登録できるポータルサイトもたくさんありますので、そういったところには進んで情報を入れていきましょう。
その際、ビジネスの情報は正しく正確に入れて、他の情報と統一することを忘れずに行ってください。
13.SNSに登録する
TwitterやInstagram、FacebookといったSNSにビジネスのアカウントを作成して、お店の最新情報やサービスを発信、またユーザーとの交流を深めることで認知度や店舗の価値観を高めることができます。
こうしたSNSでの情報発信も有効で、ユーザーもフォローすることで手軽にお店の情報が手に入るので常に最新情報を受け取れます。
手軽に情報収集できるSNSは利用者も非常に多く、ユーザーの目に留まる機会を作ることができます。
MEO対策に費用はかかるの?
MEO対策を自分で行う分には無料となります。ここまでご紹介してきたMEO対策についても、施策を進めるにあたって追加料金はかかりません。
MEO対策で費用が発生するのは、外部にMEO対策を依頼して集客を進める場合になります。
外部に依頼した際のMEO対策の料金の相場は、対策するキーワードといった施策によって異なりますが、月額2.5万円から5万円の間です。施策の内容によっては、相場以上にかかるケースも考えられます。
また、MEO対策を行う会社によって、成果報酬型と月額固定型の2種類の料金体系があります。成果報酬型は、対策したキーワードで上位表示されることで費用が発生する仕組みです。一方の月額固定型は、上位表示するかどうか関係なく毎月料金が発生する仕組みとなっています。
MEO対策の営業を受ける場合も
MEO対策を行っている企業から営業を受ける場合もあるでしょう。MEO対策を専門に行っている企業からの提案は、非常に魅力的に聞こえるはずです。
しかし、営業を受ける場合でも、MEOに対する基本的知識を身につけているのといないのとでは、リスク管理に差が表れてきます。
MEO業者からの営業を受ける際は、以下のポイントに接触していないか注意してください。
- 屋号にキーワードを入れ込むことを提案された
- 口コミを代行するサービス
- 対策内容を聞いても教えてくれない
- 極端な値引きがある
- 長い契約期間を提案してきた
屋号にキーワードを入れ込んだり、口コミ代行サービスを利用して口コミを集めることは、Googleのガイドラインに違反しています。最悪の場合、Googleのアカウントが凍結され、利用ができなくなるかもしれません。もちろん、自分で行うことは厳禁です。
対策内容を秘密にしたり極端な値引きを提案してくる場合も、どこまで本気で対策しているのか不透明といえるため注意しましょう。
MEO対策の契約期間について、約半年から1年間が相場のため、それ以上に長い契約期間を提案された場合は、具体的な根拠を確認する必要があるでしょう。
関連記事:必見!MEOの営業を受けたときに見るべきポイント7選
MEO対策でやってはいけないこと
Googleにはガイドラインがあり、各項目によってルールが定められています。
常に質の高いローカルビジネス情報がGoogleに掲載されることを目的として、ガイドラインは定められています。
基本的には以下の項目を遵守しましょう。
- ユーザーの誤解を招く恐れがある:提供している商品やサービスについて、不正確な情報や間違った情報を公開しない
- 質が低い、関連性がない、閲覧の妨げとなる:誤字や奇抜な文字を含むコンテンツ、意味不明なコンテンツなどがこれに該当します
- 不快・不適切なコンテンツ:
・いやがらせ、いじめ、差別に当たるコンテンツ
・わいせつ、冒とく的、侮辱的な言葉を含むコンテンツ
・テロ関連のコンテンツ
・性的な内容を示唆するコンテンツや露骨なコンテンツ - 禁止されているコンテンツ:
・危険または違法な商品やサービスの販売に関するコンテンツはアップロードしない
・児童の搾取や虐待にあたるコンテンツはアップロードしない
重要:個人の財務情報、政府発行の身分証明書、氏名に関連付けられた連絡先情報、機密記録、個人情報が含まれる画像、謄本、リンクなどの個人情報や機密情報を含むコンテンツは許可されません。また、ローカルな投稿やビジネスの説明を通して、ユーザー自身の名前、メールアドレス、電話番号以外の上記の情報を要求することも許可されません。
引用元:https://support.google.com/business/answer/3038177?authuser=0
以上のことは必須項目として遵守しましょう。
仮に上記に違反してしまった場合、ビジネス情報が無効化される、または掲載停止になるという事態が発生します。
再び掲載されるようになるためには情報を修正し、ガイドラインに準拠していることを確認したらGoogleに連絡しましょう。
掲載再開までは時間を要する場合があるので、無効化・掲載停止された場合には早めに対応しましょう。
まとめ
いかがでしたか?集客を上げるためにはMEOで上位に表示されるようにして、ユーザーに認識してもらうことが大事です。
MEO対策をするためには多くの手順があると思いますが、この記事に沿って進めていけば必要な対策はすべてとれます。
Googleマップの利用率は82%を超えていて、今やナビとしてだけでなくお店を探す際の一つのツールとして確立しています。
関連性や知名度を上げるためにはGoogleビジネスプロフィールでの情報のみならず、その他のWebサイトにも検索キーワードを入れた投稿も必要になります。
ビジネス情報を増やすためにはポータルサイトに登録していくのも有効です。無料で登録できるポータルサイトも多いので、ぜひ取り組んでみてください。
正しい情報と定期的な更新が上位表示のカギとなるので、ここで紹介したポイントをおさえてマイビジネスを活用していきましょう。
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